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亜人(実写版)感想

最初にネタバレのない範囲で。

 

なんとなく設定を知っている程度、映画の予告を観た程度で鑑賞。原作未読。アニメ版は存在すら知らず。

 

ハイローの大内監督がアクション監督であること、佐藤健城田優千葉雄大山田裕貴、と興味のある俳優がでていること、ぐらいが観た動機である。

割に不純だ。千葉雄大が好きだし、予告で見た限りスーツ着てて黒髪だ、かわいい、くらいのミーハーなノリである。

 

で、観ている最中の感想なのだが、「これはもう100点満点中100億点だな!」と訳の解らない評価を下しながら、ハラハラドキドキと先の展開を見守っていた。

死なない亜人たちの戦い、頭脳戦、心理戦、アクション、そして合間に挟まれる「亜人とは何か、人生とは何か」という現在の私(パワハラでメンタルをやられて無職)に響くメッセージ…と、ここまで書けば、絶対にオススメ映画なんだろうな、と思われるかも知れないが、鑑賞後の私はモヤモヤしていた。

「え、なんかすごかったけど、これ他人にススメるの戸惑う…」と思った。

最初私は、これを描写不足によるものだと思っていた。しかし、パンフレットを読み、原作を読み、いろいろな情報を得ながら、通常を2回、4DXを3回に渡って観た感想は「100点満点!」に変わった。

 

それでは、結局オススメなのかと聞かれると、アクション特化でエンタメ作品として純粋に1回こっきりで楽しめる人でないと、難しいように感じる。目を背けたくなるようなグロいシーンもあり、評価は分かれるのではなかろうか。

 

私のように複数回視聴する人間ばかりではない。

 

だからやはり、私としては、「他人にやたらめったら勧めるような映画じゃないな、でもこれを観て好きになった演者さんもたくさんいるし、何よりもアクションがすごいので観て欲しいな」ぐらいの温度である。

 

 

※ここからネタバレあり(といっても具体的なことはないかもしれない)

 

 

何故こんなあやふやな感想になってしまったのか。

それはあまりにも多い情報量で、初見ではこの映画の全てを理解しきれない点に尽きる。

私の脳があまり回転がよくないことを除いても、アクションの動きがめまぐるしい上に、亜人亜人の特有の戦闘ルール、及び主軸のストーリー、キャラクターの背景、これらを同時に、一回で理解するのは困難なことに思う。

 

亜人実写版は原作とアニメを読み込んだ役者陣が、とんでもない熱量で作り上げた作品である。

原作とかけ離れた年齢設定、省かれた重要なキャラクター、これらは原作を映画化する上で必要なことだったと思う。

パンフレットや情報誌、web上のインタビューを総合した情報によると、現場で役者陣がどんどん意見を言い、台詞や展開が都度書き換えられ、アクションも極限まで追求されたことが伺える。

要は頑張りすぎて詰め込みすぎたのだ。

あと、ラストシーンはどのようにもとれるし、続編をやろうと思えばやれる形である。その辺りが初見時のもやっとポイントにも繋がるのだが、「そういう終わり方もいいじゃない。もっとこの役者さんたち、キャラクターたちの演技が観たいもの」というのが現時点での感想である。千葉くんをもっと出して(本音)

 

もっとも、原作は読んだが、アニメはまだ観ていないのでそちらの評価次第では、手の平を返すかもしれない。

しかし、円盤は買うと思う。買う。だってまだ理解できてると思えないもの。

 

本当は各役者さんについて一人ずつ書きたかったが、長くなりそうなのでTwitterのリンクで省略させていただく。

https://twitter.com/yutobira

 

 

 

 

 

 

 

千葉雄大ファンの気持ち悪い感じがでているが、そこはTwitterとブログの差ということで勘弁して戴きたい。

 

続いて、4DXについて。

これはツイッターでふせったーを使用して書いたのをそのままコピペする。

序盤の永井への人体実験シーン、追体験くるかと思ったが、そこまでではなかった。
ただ、初見だとキツいと思う。4DXじゃなくてもキツいし。

降雪はやると思ってたシーンで出てた。きれい。
水しぶきは控えめだけど、使いどころが解ってるなって感じ。
ケムリがでるべきとこで出てる。
火薬の匂いがすべきところで大概甘い匂いがする。これはMX4Dだと薔薇の香りのとこか。
アクションシーンの揺れや、背中を押されたり、足元のプシューとかは気持ちいい。ただ、やっぱりちょっと怖い時もある。
シャボン玉はもちろんなかったwキンプリくらいだろ、あんなに出るのは。

 大体こんな感じで、水しぶきについて詳しく書くと、血しぶきが飛ぶシーンで少量の水滴が飛び散り、いい感じに気持ち悪い。

作った人は悪趣味だなと思う。

 

最後にグロ描写について。

 

以上、長々と失礼しました。

 

夏休みの大作上映期間が終わり、映画閑散期と呼ばれる今の時期に、この映画は興行収入的に苦戦すると思われる。だが、私はそういった数字上の評価でこの作品は判断されるべきでないと感じたので長々と思いを綴ってみたのだ。

以上ttps://twitter.com/yutobira/status/919891738700869632