映画とかイベントとかゲームとかいろいろな感想のやつ

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2017/11/09 この世界の片隅に展、トークショー&サイン会の想い出

ちゃんとした文章はちゃんとしたファンの方がまとめてくださる気がしたので、うちは雰囲気だけというか、ツイートを載せるだけにします。

 

 

パワーレンジャー(吹き替え)感想

夏に観た映画で公開も終了しているが、いまさらパワーレンジャーの感想を書いてみる。

※後半一部ネタバレあり。ネタバレ部分は注意書き以降となります。

 

洋画を見る際に、字幕で見るか、吹き替えで見るか、という問題があるが、映画初心者の私はひとまずは字幕で見るようにしている。

私は英語力が全くないので、字幕化による言語的ニュアンスの変化は感じ取ることはできない。しかし、声音など役者さんのそのままの演技を感じたいので字幕で観ている。

ただし、これは実写に限った話であり、ズートピアやレゴバットマンなどのアニメーションは吹き替えで観ている。映像として演者が演技してないのであれば、英語力皆無の私が字幕で観る理由は特にない。そこはプロの日本の声優さんにお任せした方がよいという判断だ(必ずしもプロの声優の方が声を当てるわけではないが)。

 

さて、表題のパワーレンジャーであるが、実写であるにもかかわらず私は吹き替え版を観た。

理由は3つ。

1.ヒーローものは三次元というよりは、アニメーション寄りのものであると考えるから

2.そもそもパワーレンジャーは日本の特撮を米国に輸入したことからの派生作品であるので、日本語で観るのが妥当な気がしたこと

3.映画好きクラスタで声優に詳しくない方が、杉田智和氏の演技を絶賛していたこと

である。

 

ぶっちゃけると、3が最大の理由である。

そもそもがオタクの私ではあるが、最近のアニメには疎く、従って最近の声優さんのお名前も声も一致しない。そんな私でも杉田智和氏は名前も顔も声もキャラクターも存じ上げている数少ない最近の声優さんである(中堅の声優さんを取り上げて「最近の」というのもなんだが、私は年寄りなので勘弁していただきたい)。

杉田氏といえば、有名なところで言うと、銀魂の銀さん・涼宮ハルヒの憂鬱キョンだろうか。特撮・ロボアニメクラスタとしては、仮面ライダーキバキバット翠星のガルガンティアチェインバーである。

 

杉田智和氏については、クール系のキャラ、ギャグ系のキャラ、ロボット音声、あるいは「ただの杉田」と言われるどこまでアドリブなのか解らない演技に定評がある…というのが私個人のイメージである。

しかし、パワーレンジャー杉田智和氏は、私の知らない杉田智和であった。

 

パワーレンジャーは日本の戦隊ものに倣い、5人のキャラクターが変身して闘う映画である。

だが、変身して闘う描写は後半の1~2割程度だ。

パワーレンジャーはそれぞれの事情を抱えた個性的なティーンの男女5人の友情と成長の物語が主軸に置かれている。

その個性的な5人のキャラクターを以下に挙げる。

・アメフトの選手として街を上げて応援されていたが、怪我や様々な理由で落ちこぼれたリーダー

・とある理由でその座を追われた元チアリーダーの女性

自閉症スペクトラムで多弁で陽気、気弱でいじめられやすい黒人の青年

不登校ではみ出し者の東洋系の青年

・転校生で他者との関わりを嫌う女性

彼らは同じ補習クラスの所属であり、一部の不登校児はクラスではなく、パワーレンジャーになるきっかけとなる場所で出会うことになる。

 

さて、杉田智和氏が演じたのはどのキャラクターか。

前段の私の記述から察したこととは思うが、黒人の青年が正解である。

これが、大変にかわいらしいキャラクターであり、「杉田さんこんなかわいい声出せるんだ」などと失礼なことを思ってしまった。というか、私は最初の一言では杉田智和氏であることに気づかなかった。ハイテンションで無邪気で愛くるしい。声のトーンは普段の杉田氏より数段高いが、おふざけして高い声を出しているときの杉田氏ではない、と思う。別に私は杉田氏の全てを知っているわけではないので、間違っているかもしれないが、少なくとも演技は最高である。

そんな感じで、「いつもの杉田」などと揶揄している層は是非とも吹き替えのパワーレンジャーを観ていただきたい。最高の杉田智和がそこにいる。

元々嫌いではなかったが、いまやすっかりファンである。最高。杉田最高。

 

※ここからネタバレありです。杉田氏のこととは離れます。

 

 

 

 

パワーレンジャーのメンバーは実に個性的であり、それぞれがそれぞれの問題を抱えている。彼らの青春物語、友情物語として、かなり上質なアメリカ映画だと私は思った。

訓練を通じて、対立したり、和解したりしながら友情をはぐくむ彼ら、そして自身の問題に向き合う彼らに心が動かされた。

 

特に女性陣2人は話が進むにつれ、意外な過去や事情が発覚する。

ヒロイン格の元チアリーダーの女性は、実はチームメイトにリベンジポルノを働き、その結果チームメイトからいじめを受け、自身も自分の行為を悔いていた。

そして孤高の転校生はレズビアンであり、かつ自身の家庭はそれを受け入れてくれるような雰囲気ではなく、誰にも打ち明けられず、相談することもできずに、自身の悩みを隠している。

 

実はこれらの事情は直接的に語られているわけではなく、物語の主軸になっているわけでもない。比較的さらりと流されており、戦隊モノだということで劇場に連れられてきたこどもたちが理解できるしろものではない。もしかしたら、大人でも全てを理解せずに、ただただ青春友情物語として処理して劇場を後にした人もいるかもしれない。

しかし、例えそうだとしても、パワーレンジャーの魅力は大筋では青春友情物語だと思うので、その部分をスルーしても差し支えないとも思う。

ただ、そのあたりの事情を加味した上で観るとさらに深みが増す映画でもあるのだ。

 

またとりとめのない文章になってしまったが、パワーレンジャー吹き替え、個人的におすすめである。

アクションや戦闘を期待しすぎると肩すかしをくらうので、その点は了承のうえ、鑑賞して欲しい。

亜人(実写版)感想

最初にネタバレのない範囲で。

 

なんとなく設定を知っている程度、映画の予告を観た程度で鑑賞。原作未読。アニメ版は存在すら知らず。

 

ハイローの大内監督がアクション監督であること、佐藤健城田優千葉雄大山田裕貴、と興味のある俳優がでていること、ぐらいが観た動機である。

割に不純だ。千葉雄大が好きだし、予告で見た限りスーツ着てて黒髪だ、かわいい、くらいのミーハーなノリである。

 

で、観ている最中の感想なのだが、「これはもう100点満点中100億点だな!」と訳の解らない評価を下しながら、ハラハラドキドキと先の展開を見守っていた。

死なない亜人たちの戦い、頭脳戦、心理戦、アクション、そして合間に挟まれる「亜人とは何か、人生とは何か」という現在の私(パワハラでメンタルをやられて無職)に響くメッセージ…と、ここまで書けば、絶対にオススメ映画なんだろうな、と思われるかも知れないが、鑑賞後の私はモヤモヤしていた。

「え、なんかすごかったけど、これ他人にススメるの戸惑う…」と思った。

最初私は、これを描写不足によるものだと思っていた。しかし、パンフレットを読み、原作を読み、いろいろな情報を得ながら、通常を2回、4DXを3回に渡って観た感想は「100点満点!」に変わった。

 

それでは、結局オススメなのかと聞かれると、アクション特化でエンタメ作品として純粋に1回こっきりで楽しめる人でないと、難しいように感じる。目を背けたくなるようなグロいシーンもあり、評価は分かれるのではなかろうか。

 

私のように複数回視聴する人間ばかりではない。

 

だからやはり、私としては、「他人にやたらめったら勧めるような映画じゃないな、でもこれを観て好きになった演者さんもたくさんいるし、何よりもアクションがすごいので観て欲しいな」ぐらいの温度である。

 

 

※ここからネタバレあり(といっても具体的なことはないかもしれない)

 

 

何故こんなあやふやな感想になってしまったのか。

それはあまりにも多い情報量で、初見ではこの映画の全てを理解しきれない点に尽きる。

私の脳があまり回転がよくないことを除いても、アクションの動きがめまぐるしい上に、亜人亜人の特有の戦闘ルール、及び主軸のストーリー、キャラクターの背景、これらを同時に、一回で理解するのは困難なことに思う。

 

亜人実写版は原作とアニメを読み込んだ役者陣が、とんでもない熱量で作り上げた作品である。

原作とかけ離れた年齢設定、省かれた重要なキャラクター、これらは原作を映画化する上で必要なことだったと思う。

パンフレットや情報誌、web上のインタビューを総合した情報によると、現場で役者陣がどんどん意見を言い、台詞や展開が都度書き換えられ、アクションも極限まで追求されたことが伺える。

要は頑張りすぎて詰め込みすぎたのだ。

あと、ラストシーンはどのようにもとれるし、続編をやろうと思えばやれる形である。その辺りが初見時のもやっとポイントにも繋がるのだが、「そういう終わり方もいいじゃない。もっとこの役者さんたち、キャラクターたちの演技が観たいもの」というのが現時点での感想である。千葉くんをもっと出して(本音)

 

もっとも、原作は読んだが、アニメはまだ観ていないのでそちらの評価次第では、手の平を返すかもしれない。

しかし、円盤は買うと思う。買う。だってまだ理解できてると思えないもの。

 

本当は各役者さんについて一人ずつ書きたかったが、長くなりそうなのでTwitterのリンクで省略させていただく。

https://twitter.com/yutobira

 

 

 

 

 

 

 

千葉雄大ファンの気持ち悪い感じがでているが、そこはTwitterとブログの差ということで勘弁して戴きたい。

 

続いて、4DXについて。

これはツイッターでふせったーを使用して書いたのをそのままコピペする。

序盤の永井への人体実験シーン、追体験くるかと思ったが、そこまでではなかった。
ただ、初見だとキツいと思う。4DXじゃなくてもキツいし。

降雪はやると思ってたシーンで出てた。きれい。
水しぶきは控えめだけど、使いどころが解ってるなって感じ。
ケムリがでるべきとこで出てる。
火薬の匂いがすべきところで大概甘い匂いがする。これはMX4Dだと薔薇の香りのとこか。
アクションシーンの揺れや、背中を押されたり、足元のプシューとかは気持ちいい。ただ、やっぱりちょっと怖い時もある。
シャボン玉はもちろんなかったwキンプリくらいだろ、あんなに出るのは。

 大体こんな感じで、水しぶきについて詳しく書くと、血しぶきが飛ぶシーンで少量の水滴が飛び散り、いい感じに気持ち悪い。

作った人は悪趣味だなと思う。

 

最後にグロ描写について。

 

以上、長々と失礼しました。

 

夏休みの大作上映期間が終わり、映画閑散期と呼ばれる今の時期に、この映画は興行収入的に苦戦すると思われる。だが、私はそういった数字上の評価でこの作品は判断されるべきでないと感じたので長々と思いを綴ってみたのだ。

以上ttps://twitter.com/yutobira/status/919891738700869632

 

2017年に観た映画

今年見た映画

この記事は観た順

キングコング:髑髏島の巨神(字幕)
レゴバットマン ザ・ムービー(吹き替え)
帝一の國(通常2回、応援1回)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(字幕)
スプリット(字幕)
メッセージ(字幕)
22年目の告白 ―私が殺人犯です―
KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(通常・応援・4DX通常・4DX応援)

銀魂

HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY(通常5回、応援1回)

パワーレンジャー(吹き替え)

美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!LOVE!(通常2回、応援1回)

亜人(通常2回、4DX3回)

ナラタージュ

HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION(通常4回、応援1回)

マイティ・ソー バトルロイヤル(吹き替え)

ギフテッド(字幕)

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(吹き替え)

GODZILLA 怪獣惑星

スイス・アーミー・マン(字幕)

ガールズ&パンツァー 最終章第1話

DESTINY 鎌倉ものがたり

仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー

オリエント急行殺人事件(字幕)

ダンケルク(字幕&IMAX

2016年に観た映画

KING OF PRISM by PrettyRhythm(通常・応援・4DX通常)

シン・ゴジラ(通常・4DX・発声可能)

この世界の片隅に

ガールズ&パンツァー劇場版(通常・4DX)

HiGH&LOW THE MOVIE

ズートピア

君の名は

HiGH&LOW RED RAIN

劇場版遊戯王4DX大喝采上映

 

 

観た回数順。KING OF PRISM by PrettyRhythm(キンプリ)をキッカケに、映画館に行くようになった。

それまでは、エヴァやドラマの映画化や話題作を2年に1度観ればいい方だった。

キンプリを観た回数は正確には覚えていないが、クレジットの明細が40回を超えたことを示してからは、数えていない。